子宮筋腫と手術のこと。何をしたの?気になる体験談!

体験談

子宮筋腫、知ってますか?ハチミケは2022年7月、子宮筋腫の摘出手術を受けました!

筋腫自体は大きくなかったのですが、総合的に判断して手術をしました。

子宮筋腫は珍しくないもので、30代から40代の女性に多いと言われています。

4人に1人の割合であるみたいです。

今回は発覚〜手術&退院までのことを書きたいと思います!

(長文ですのでお時間あるときにどうぞ♡)

ハチミケが子宮筋腫持ちだと発覚したのは、2021年1月でした。

それまで生理痛や経血量が多くツライため、ピルを10年ほど飲んでいました。

ピルを飲んでいる間は生理痛も経血量も軽くなり、毎月の憂鬱も軽減され、それはそれはピル様々だったのです。

それが2020年夏頃から、「あれ?量多くない?」「え、生理痛じゃんこれ」と感じだしました。

そして忘れもしない2021年元旦…

なんじゃこれーーーー!!大出血です!それは本当にもう大出血!生理予定ではないのに何この出血!!

焦りました。病院はやっていないし、止まらない出血!14:00頃から19:00頃まで続きました。

家にいて本当に良かったです。外出先であんなことになっていたら…と考えると恐ろしい…

お腹は痛くなかったんです。本当に突然のことでしたが、19:00以降はだんだんと減っていき、22:00頃には出血もほとんどしませんでした。

とりあえず登録してあったアプリ、スマルナで相談しておいて、その日は様子を見ることに。

次の日、スマルナからお返事が来ました。

今、出血が止まっているようなら様子見で。お正月が明けて病院が始まったら受診してください。とのことでした。

出血は前の日ほど無かったのですが、ダラダラと出るような出ないような嫌な感じが続きました。

お正月が明け、さっそく病院へ!

まだダラダラとなんとなく続いてる感じがあったので内診がすごく嫌でしたが仕方ない…

元旦での大出血のことを話し、診察。

結果、小さいけど子宮筋腫があるね!とのこと。

1センチくらいだけど子宮の中に飛び出てそうだから、そのせいで大出血を起こしたのかも?と。

筋腫が子宮の中にあると、その周りに内膜がくっつきやすくなるからそれが何かの拍子に剥がれ落ちて出血したのでは?とのことでした。

まぁ1センチだし、子宮の中の様子も悪くないからこのまま様子見ましょう!と言われ帰宅しました。

正直たった1センチであんなに出血するの?と不安はありました。

ダラダラ何となく続いていた出血も、予定通りの生理がきて終わりました。

しかし…それ以降の生理は今までとは違い、ピルをきちんと飲んでいるにも関わらず普通に量が多い!お腹も腰も痛い!

なんすかこれ?夜用ナプキンも久しぶりに買いました。それでも夜中に起きてお手洗いへ…

そんな感じで数か月を過ごし、夏ごろ。

この頃暑くなってきたしクーラーつけて寝たり夏バテかな?疲れやすいしちょっとフラフラするな…なんてのんきに暮らしていたら、職場で倒れました。

いや、言い過ぎ?立っていられなくなり、横になりました。

頭が…目の前がぐるぐるするぅ~耳も遠くなっていくぅ~…

完全に貧血です。以前にも経験した症状だったので明らかでした。

そういえば暑いからって氷をがりがり食べてたけど、ただ暑いからじゃなかったんだ!

貧血による氷食症でした。

その日は会社の人に車で送ってもらい、昼から夜までたっぷり眠りました。

そうそう、もともと貧血気味だった。忘れてました((+_+))

それからは食生活も気を付けて過ごしていましたが、立ちっぱなしだったりするとフラッとすることが増えていました。

生理は変わらず量も痛みも普通にあるといった感じ。

これじゃピル飲んでるのに意味ないよ!って思っていました。

夏が終わり大好きな秋が過ぎ、寒くなってきた季節。

氷を食べたい!のは変わらず、でも体調が悪いわけでもなく普通に暮らしていました。

12月。最近めっちゃくちゃ疲れるわーって。年末近いし仕事量も増えてるし、自分では気を付けているつもりでした。

ピルがそろそろ無くなりそうだったので病院へ。

血液検査の予定だったので採血。

余談ですが、ハチミケ注射が大の苦手でして…採血なんて言葉を聞くだけでも手汗がハンパないっす。もう本当にね、イヤだよね…

で、血液検査の結果がでたので先生に呼ばれ診察室へ。

先生の第一声が「今日はなにで来たの!?」

私「え、自転車です…」(チャリで来た!)

先生「自転車!?だめ!それじゃ帰せない!見てよこの数値!よくここまで来られたね!」

へ?と訳も分からず見せられた検査結果には、貧血の診断に関わるヘモグロビン濃度という項目が。

「これね、普通なら12ないといけないの。だけどハチミケさんは8しかないの!」と言われ、このままでは帰せない!今から点滴打ってもらうからね!」と、恐怖の宣告((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル!!

絶対ですか!?今ですか!?と小さな抵抗も虚しく、優しい看護師さんに連行され点滴を打つ羽目になりました。

最近疲れると思っていたのはやっぱり貧血で、体が若干あったかいのも常に眠いのもぜーんぶ貧血のせいのようです。

8っていう数値は、出産で大出血した人と同じくらいだよ。とか、ひと昔前なら毎日点滴に通ってもらうくらいの数値だよ。と先生や看護師のお姉さんはおっしゃっていました。

午後一に病院へ行ったのに帰りは19時を過ぎてしまい、処方された貧血の薬を受け取ったら8時過ぎ…疲れた。お腹すいた。

そんなことがあったので、年明けにまた貧血検査をすると言われ、ついでに子宮の内診もしましょうとのこと。

そんなこんなで、ハチミケの2021年は幕を閉じました。

2022年!処方された貧血の薬ももうすぐ無くなりそうなタイミングで婦人科へ。

受付のお姉さん「ハチミケさーん、初めに採血の予定が入っております。」

…知ってた。でしょうね。だと思った。

前回から貧血の数値がどれだけ変化があったか確認のため、採血を済ませ診察室へ。

内診って何度されても慣れません。なるべく緊張しないように力が入らないように深呼吸。

先生「んー筋腫が少し大きくなってますねぇ。もっと小さいのも2つ、3つ」

えぇー--!!まじかぁ。見せられた画像には大きいので2センチくらい。小さいのは1センチくらい。

あぁ…なんか増えてる?これのせいで生理つらいの?こんなに小さいくせに…

内診が終わり、先生からは「貧血は薬のおかげで10まで数値が戻ってきてます。でも生理があるかぎり筋腫は大きくなるし貧血も治らないから、筋腫が小さいうちに取ってしまったほうが楽になると思いますよ。」とのこと。

取る?どうやって?という質問に、まだ小さいから下から取れます。と…。

え!?怖い!

でも、お腹を切ったり穴を開けて手術するよりはずっと体に負担がかからないし、すぐ退院できるよ!と言われました。

あと全身麻酔でやるから寝てる間に終わっちゃうからね!珍しい手術じゃないから毎週予約が入ってるくらいだよ!とのことです。

手術前には最低でも3ヶ月月経を止める薬を飲むこと、完全に止まったら子宮鏡検査あとは看護師さんが説明してくれるから、ちょっと考えてみて?と診察室を出ました。

そのあとすぐに看護師のかたに詳しい説明をしていただきました。

先生が言っていたように、手術をすると決めたらまずは”レルミナ”という薬を最低3ヶ月は服用しなければなりません。

この薬は完全に月経を止める薬で、子宮を閉経状態にする薬だそうです。手術の時に出血してはいけませんからね。

それからMRIに入ります。

筋腫が子宮の中にあるのか違う場所にあるのか確かめるためです。MRIはどっちにしても撮っておきましょうとのことで、1週間後に予約を入れました。

レルミナを服用してだいたい3ヶ月したら、次は子宮鏡検査というのを受けなければなりません。

これは、筋腫の正確な位置を把握するためです。手術を受ける1ヶ月前には受けてくださいとのことでした。

子宮鏡検査には準備が必要で、まず子宮口を開くためにスポンジのようなものを仕込まなくてはいけません。

3時間ほど待って、子宮口が開いたら生理食塩水を子宮内に流し込み、細いファイバースコープを子宮に入れ、子宮の中を観察するという検査です。

この子宮鏡検査が終わったら、心電図とレントゲンを撮ります。

これで終わりです。他に大きな検査はありません。

このご時世ですので、入院1週間前にコロナの抗原検査を行い、入院当日はPCR検査を行いますと説明されました。

入院は1日か2日だそうです。

とりあえず検討します。と言い帰宅しました。

それから1週間後。MRIに入るため病院へ。

初めてのMRIなのでネットでも調べたり、実際に入った人に体験談を聞いたり心の準備を完璧にしておきました。

メイクはせず、宝飾品もはずし、下着は金属が付いていないもの。ネイルもダメです!

検査着を渡され、着替えてMRIの部屋へ。検査着はよくあるゆったりした前合わせの服です。

ブラトップを着ていったのでそのままその上から着ました。靴下は履いたままでOKです。

ピノキオの可愛い靴下を履いていって良かったです。

名前と生年月日を確認され、ここに座ってくださいと指示がありました。

機械のベッドに座って、そのまま横になってくださいと言われ、横になったら子宮のところあたりにベルトのようなものを巻かれます。

それから足を軽く固定され、ヘッドホン装着!手首も固定されました。右手にブザーを握らされて、気分が悪くなったり何かあったら押してくださいと指示がありました。

ここまで流れるようなスタッフの方々の対応!ハチミケはされるがままにあっという間にMRIの中へ。

聞いていた通り工事現場のようなうるさい音!音楽はジブリのオルゴールでした。

が、それも聞こえなくなるほどの音!おぉう、これがその音か。なんて思いながら。

MRIの中は狭いと聞いていましたが本当に狭い!目の前に壁があるという感じです。

閉所恐怖症の人は本当に怖いと思います。

ハチミケはそうではないですが、それでもちょっとだけ不安になるくらいの狭さです。

ただ、頭のほうはトンネルの出口みたいに開いていたので完全に閉じ込められた!という感じではなかったです。

だけど壁が目の前にあると圧迫感があるのでハチミケは目を閉じていました。

あーもうこのまま寝てしまおうかと考えていたら、ヘッドホンから突然の指示が!

「息を吸って、はいて、吸って止めてください」そんな感じの指示でした。

びっくり!寝れないじゃん。そういえば息止めるって聞いたっけ。これを間隔を空け3回くらいやりました。

目を閉じてると眠くなっちゃうけど、またいつ息を止める指示がくるか分からないのでちょっと緊張。

だいたい20分ほどでMRI終了。着替えて家路へ。

まだこの時は手術を受けるか悩んでいました。

そんなこんなで生理が始まり、これがかなり辛かった(´;ω;`)ウゥゥ 腰もお腹も何故だか頭も痛い!なにこれほんと!罰ゲームすぎる!これがあと何十年も続くって信じられない…

そこでようやく手術の決心がつきました。もうやるしかない!

この決心が揺らぐ前に先生に伝えなくては!と、2月に入ってすぐに病院へ行き手術を受ける決意表明をしました。

手術のために飲むレルミナは、次の生理が始まったら飲んでくださいとのことでしたので、処方してもらって手術日も次に決めることになりました。

レルミナは1ヶ月ずつ処方するので、これからは毎月病院へ行くことになります。

ちなみに!レルミナは毎日飲まなくてはいけませんが、それが面倒な人は月に1回注射を打てば薬は飲まなくて良いのです!

ハチミケは注射大嫌いなので薬を飲むほうを選びました。

2月後半。生理が始まったのでレルミナを服用し始めました。ハチミケは就寝前に服用。

時間は自分が忘れない時間なら何時でもOKです。

3月半ば頃。両手に異変が…。最近朝起きたらずっと手が痺れているなぁと。

ヒドイときは感覚が無くなります。30分ほどで良くなるのですが、朝の支度中には不便です。

レルミナの副作用を調べたら、副作用の中に手の痺れもありました。

レルミナにより子宮が閉経状態になるので、更年期障害のような症状が出るかもとは聞いていました。

更年期障害とは女性ホルモン(エストロゲン)の減少により起こることです。

調べると、女性ホルモンが不足すると血流を調節している自律神経が影響を受け、手足が痺れる症状が出ることもあるようです。

これだなと思い、次の診察で先生に相談することに。

3月下旬。レルミナが無くなりそうなので病院へ。先生に手の痺れのことを相談しました。

たまに手の痺れが出ちゃう人がいるんだよねと教えてもらい、手の痺れの痛みを和らげる薬も処方してもらいました。

そして、子宮鏡検査の予約を4月に取りました。

痺れの痛みを和らげる薬は”プレガバリンOD”といいます。1日2回、朝食後と就寝前に服用です。これで痺れが良くなるといいなぁ!期待を込めてさっそくその日の就寝前に服用。

服用して20分~30分後。え?なんか揺れてる?いや、私だけ…?副作用にめまいって書いてあります。

また副作用!くらくらしてよろけてしまうほどです。やべー!ってことでそのままベッドへ。

今までの人生、レルミナを服用し始めるまで薬での副作用とは無縁だったのですがこんなに次から次へと副作用が出るなんて正直ビックリ。

次の日は朝から仕事だったので、朝食後のプレガバリンの服用はしないでおきました。

そして就寝前、プレガバリンを服用。んー-やっぱりくらくらふらふらする!

めまい、眠気、意識が無くなる等の症状が出た場合はすぐにお知らせくださいと書いてありましたが、ハチミケは次の日から飲むのを止めました。

なので手の痺れは我慢することに(+_+)

痺れは朝だけではなく、昼間もふいに出るようになりました。ハチミケは手を使う作業が多めの仕事なので、仕事中に痺れてくると大変なときもありました。

レルミナの効果があり、3月の生理は来ません。快適!でも手の痺れは辛い…。

4月後半。遂に子宮鏡検査の日。この日は10時までには受付をしなければいけません。

朝食も遅くても8時までには済ませておかないといけません。

当たり前ですが、そんなこと言われるとすっごい検査されるって感じでめちゃくちゃ緊張しました。

緊張のあまりいつも病院へ行く道を間違えました。

無事に受付を済ませ、血圧を図り、待合室へ。

名前を呼ばれ、看護師のかたから子宮鏡検査の説明を受けたあと診察室へ呼ばれました。

先生から説明を受けたあとさっそく内診です。

あー。あの内診台、本当に慣れないね。

子宮口を開くため、海綿みたいなスポンジみたいなのを入れます。

実物は見れません。SサイズMサイズの話をしていたので、大きさがあるようです。

消毒をされ、今から入れていきますねと先生。

大げさなほど深呼吸をして、なるべく力が入らないようにしました。

はい!終わりですよ!と言われ、あっという間に終わりました。

入れたときの痛みはほぼありません。少しグッと押される感じはしました。

診察室へ戻り、14時位に検査をします。と告げられました。

まだ11時頃。1回帰りますか?3時間も空くからほとんどの人は帰ってるよと言われたので、ハチミケも帰宅することに。

スポンジの違和感は無く、食事もトイレも普段通りでいいですよとの事で助かりました。

帰宅後、何となくあんまり動かないでおこうと思って、本を読んだり録画していた番組を見たりして過ごしました。

特に痛みも違和感も無いので、普通に動いても平気だったと思います。

14時、病院へ戻りました。待合室で待っていると20分くらいで呼ばれました。

今度は処置室です。初めて入ります…

中は広くていつもの内診台とは違うベッドが置いてありました。

ショーツを脱いでここへ寝てくださいと指示があり、バスタオルを受け取りベッドへ横になりました。

バスタオルは下腹部へかけます。そのあとすぐに先生が入ってきて、さっそく始めましょう!と手際よく消毒されます。

中に入っているスポンジを取り出すとき、思ったより痛かったです。先生も急いでいたせいもあると思います。

スポンジを取り出して、子宮の中に生理食塩水を流し込みます。特に何も感じません。

子宮鏡が入り、自分の子宮の中がモニターに映ります。

子宮鏡が入るときも痛みや違和感はありません。

先生が筋腫の場所を映してくれます。これが多分2センチくらい。これがもっと小さいのだね。とテキパキ説明されます。

卵巣の奥にも見えますねと。筋腫は子宮内にぽこっと出っ張っているので、予定通り子宮鏡で取れますよと言われ、検査は終わりました。

ベッドへ寝かされてからだいたい15分ほどで終わったと思います。

ただ!失敗したことが1つ。

大きめのTシャツを着ていたのですが背中側をきちんと上までまくりあげなかったせいで生理食塩水が染みて濡れてしまいました。。。

すぐ乾いたので良かったですが、気を付けたほうが良いですね。

検査が終わると診察室へ通されます。今撮った子宮内の写真を見ながらもう一度説明があり、手術日を決めることになりました。

筋腫が思ったより大きく見えたそうで、念のためもう1ヶ月レルミナを飲んでしっかり出血を止めておきたいと言われ、7月4日に入院、5日に手術することになりました。

遂に手術日が決まった!もう後戻りはできない!

診察室を出て、看護師の方に入院説明を受けます。たくさんの書類を渡され、当日持ってきてくださいとのこと。

そして、手術する1ヶ月前に採血とレントゲン、心電図をとりますと言われました。サイケツ…

またか…なので6月初めに来てくださいとのこと。特に予約は必要ないそうです。

そのあとまた別室に通され、食べ物のアレルギー、薬などのアレルギーがないか簡単な質問をされました。

これでこの日の任務は完了!やっと帰宅できました。入院するって大変なことが多いなぁ。

6月。言われた通り採血、心電図、レントゲンをとりに病院へ。

採血はいつものことだけど心電図は初めてです!これまた経験者から話を聞いていたので、ブラトップを着ていきました。

カーテンで仕切られた部屋に通され、Tシャツを脱ぎベッドに横になります。

胸が出るところまで捲くって下さいと言われちょっと恥ずかしいですがエイヤっ!と捲くりあげます。

すぐにバスタオルをかけてくれました。

バスタオルをめくりながら、ぺたぺたと機材を貼っていきます。

両足首には大きい洗濯バサミのようなものを。手首にも挟まれたかな?

これから心電図をとっていきます。ちょっと腕に力が入っているので揺らしますね!と手首をゆらゆらされました。

そのあとピッピッと音が聞こえ始め、5分ほど測って終わりました。

すぐに着替え、次はレントゲンです。

レントゲンはTシャツのまま撮れました。一瞬で終わり、この日はこれで終わりです。

次に来るのは手術1週間前の抗原検査です。

6月後半。手術前の抗原検査をしに来ました。

これも予約は不要なので、受付に手術前のコロナの検査に来ましたと言って待合室へ。

すぐに呼ばれ、別室で検査しました。綿棒で口の中をグリグリして細い容器へ入れて終わりです。

看護師さんではなく自分でやりました。

もし検査結果が陽性だったら連絡します。陰性の場合は連絡してません。との説明でした。

今日はこれで終わりです。次に来るときは入院するとき。1週間後です…もう逃げられません。

抗原検査は無事に陰性、遂に入院の日がやってきました。

病院に着いてまず、病院内の売店でT字帯というのを手に入れました。

手術前につけるもので、ふんどしのような物です。不織布の使い捨てで220円くらいでした。

受付を済ませ、待合室で待機。入院当日のPCR 検査をしなくてはいけません。

診察室へ呼ばれ入院から手術、退院までの説明を受けます。PCR検査の結果は夜にならないと分からないそうです。

いよいよPCR。今回は鼻の中をぐりぐりされるやつです。

それはまぁ痛い!これ痛い!!なんでこんなに痛いのか!思わず「いででででででっ」と声が出ました。

採血より痛いんじゃないのか?あー--びっくり。

PCR検査のあと、麻酔科の先生から麻酔をかけるにあたって説明があります。

簡単な冊子を渡され、それに沿って説明されました。

そこに図が描かれているのですが、全身麻酔をすると呼吸も止まるそうで、麻酔がかかった後に喉から酸素を送る器具を差し込むという図でした。

おぅ…なんとも怖い図!凝視していたら、先生に「この絵見ると怖くなっちゃうからあんまり見なくていいですよ笑」と閉じられました(笑)

呼吸も止まるんだ…なるほど。

知らないほうが良いことってたくさんありますね。

麻酔科の先生の説明が終わった後は病棟に案内されます。

が、この日は混みあっていて、緊急の分娩が2件入ったようでハチミケが病棟に案内されるのは16時ごろになるそうです。

お腹も空いてしまったし、病院から抜けて近くのお店でご飯を食べたりして時間をつぶしていました。

ようやく病棟へ案内され、書類の提出や荷ほどきなどして、明日の手術前にしなくてはいけないことの説明を受けます。

今夜21時以降は何も食べない。

水分はOK。

明日の朝6時までにT字帯と手術着に着替え、歯磨きも終える。

6時以降は水分も控える。

大事なのはこの4つです。

入院当日はシャワーのみです。ハチミケが通された病棟は妊婦さんや出産を終えた方々もいらっしゃって、シャワーは予約制でした。

荷ほどきを終えて、電動ベッドの動きはどんなもんか遊んだり、ノートPCを持って行ったのでWi-Fiに繋ぎ映画を見たりしました。

そんなこんなで18時、夕飯の時間です。

特に食事制限は出ていないのでちょっとだけ楽しみにしていました。が、運ばれた食事を見てびっくり。

白米、お味噌汁、キャベツを茹でたもの、白菜とちくわのマヨネーズ?の和え物、鶏肉の照り焼き風が2つ(ひと口大)。

食事制限されていない成人女性の夕飯ってこれで足りるの!?

家だったら鶏肉4つは食べちゃうし、キャベツにはアンチョビとかで味付けちゃったりするし、このメニューなら白米にのりたまだってかけちゃう…そりゃ太るわけだわ。デザートも食べるしね。

ハチミケ的に家と病院の食事のギャップにショックを受けつつ、よく噛んで頂きました。

その後は自由時間。買っておいたコーヒーを飲みながら、持ってきた少しお高めチョコレートを食べ(←やっぱデザート大事)、映画や動画を見ながら過ごしました。

TVもありますが、明日には退院予定なのでTVカードとやらは買いませんでした。Wi-Fiバンザイ!

21時にシャワーを浴び、もう消灯なのでその後は本を読んだりイヤホンで音楽を聞いたりして眠りにつきました。

手術当日。

5時45分に奇跡的に目覚め、歯磨き、着替えを済ませお茶を少し飲んで待機。

6時ちょっと過ぎには看護師さんが様子を見に来てくれました。

そして点滴をします。左手にしてもらうことに。太い針です。緊張!手に汗!

注射は苦手ですか?と看護師さん。はい、大嫌いなんです。と答え、そうですか、がんばりますね!と看護師さん。

ちくっとします。………んー--?ごめんなさい、一度抜きます。

えええええ!?失敗…ですか?痛かったです…でも仕方ありません。誰にでも失敗はある…でもよりによってこんな日に…(笑)

2回目は無事に成功。

点滴をした後は手術の準備が整うまで部屋で待機です。

7時過ぎ。看護師さんが呼びに来て、いよいよ手術です!病棟から歩いて手術室へ。

補助をしてくれる看護師さん2人とご挨拶。手術室の扉が開き、TVで見たことのあるあの手術台へ案内されます。

中には昨日説明をしてくれた麻酔科の先生、他にもいらっしゃったような気がしますが緊張で覚えていません。

手術台へ寝そべり、心電図のペタペタを貼られます。

麻酔科の先生が「ハチミケさん、気分はどうですか?これから麻酔を入れていきますよ。何か心配なことありますか?」とおっしゃっていたと思います。

ハチミケは緊張のあまり、また何か針を刺しますか?と聞いたと思います。

先生は笑って、「もう何も刺しませんよ。点滴してるので大丈夫ですよ」と優しく答えてくれました。

麻酔を入れる前に薬を入れます。全身麻酔の導入と維持を円滑にし、副作用を減らす薬です。

これで少しクラクラしました。そのあとに麻酔を入れます。

1から数えてくださいねと言われ、ハチミケは3を数えたかどうかぐらいで落ちました。すごいですね。

覚えているのはここまでです。

麻酔が効いたあとは、呼吸を確保するための例の恐ろしい器具が入れられたことでしょう。

意識が戻った時はすでに病棟のベッドの上でした。

看護師さんから名前を呼ばれていました。何となく聞こえますが、まだ体は動かないし、目も開けられません。手を握れますか?と聞こえたので、うなずき両手を動かしました。

その後少し経って、採血しますねと聞こえ、されるがままです。

無事に終わりましたからね!安心して休んでいてくださいねと声をかけられました。看護師さんは30分おきくらいに様子を見に来てくれていたと思います。

自分でも少しずつ手を動かしたり足を動かしたりしてみました。目が開けられるようになって時計を見たら10時過ぎくらいだったと思います。

本当に何も痛くないし、覚えていないので不思議な感覚でした。

だんだんと意識がはっきりしてきました。体の向きもちょっとずつ変えてみたりしました。

尿管に管が入っています。点滴をしているので500ミリくらいは出てほしいそうです。

11時頃、スマホをとってもらい家族へ連絡。喉が乾いていたので看護師さんにお茶を頂きました。

12時過ぎにはすっかり意識が戻り、だんだんお腹が減ってきました。ですがお昼ご飯は食べられません。

このあとは歩行確認と術後検査をします。

13時ごろ、看護師さん2人に付き添われ歩行確認。ベッドから降り、廊下を歩きます。

お手洗いまで行ってズレてしまったT字帯を直してもらいました。なんともお恥ずかしい…

この歩行確認で、フラフラしたり危険と判断されるともう1日入院が延びるそうです。

ハチミケは無事合格。

あとは先生から術後検査を受けます。一度部屋に戻って待機。お腹が減りすぎたので、これまた家から持ってきていたクラッシュこんにゃくゼリーを食べていいか看護師さんに聞きました。

看護師さんも先生に確認してきますと言って確認してもらいましたが結果はNG!

検査が終わるまでは食べちゃダメだそうです。OMG!クラッシュなのに…ゼリーなのに…

看護師さんがお茶を持ってきてくれました。

14時過ぎ。やっと術後検査に呼ばれました。処置室に入り内診台へ。

まず、手術で取った筋腫とポリープの写真を見せてくれました。

筋腫は2つ。大きいのは2センチ。小さいのは1センチ。他に1センチ未満のポリープが4つあったみたいです。

これらは検査に出されるそうです。写真を持って帰りますか?と聞かれたので、ありがたく頂いてきました。

内診をする前に尿管を抜きます。少し痛い。

その後、詰めていたガーゼを取ります。これが結構痛かった!たくさん詰まってるし。手品みたいにずーっと出てきました。

手術後すぐだから痛いよねって先生もおっしゃっていました。

ガーゼを取りきったら内診です。カメラを入れる時も少し痛みがあります。

子宮の中はつるっとキレイになっていました!わーお!アメージング!

これで全て終わりです!やりきりました!私がんばったよ!やったよ私!

クラッシュゼリーを食べる許可も頂き、部屋に戻り意気揚々と帰宅準備。

入院はたったの1日だったけど、とっても長く感じました。

会計に時間がかかり、1時間以上は待っていたので、この隙にゼリー全部と余っていたチョコレートも全部食べました。

会計も終わり、家族が迎えに来てくれてようやくわが家へ帰ってきました!なんという清々しさ!

夕飯はおかゆなど消化にいいものからと言われていましたが、家に着いてすぐ食パン2枚を食べ、母がカレーを作ってくれたのでもりもりカレーを食べました!全然平気♪

だけど体に負担がかかりそうなのでおかゆから始めるのがいいかもしれません。

手術後は今まで通り普通に過ごして大丈夫です。仕事もしていいと言われましたが、上司が気を使ってお休みにしてくれました。

実際なんともなく、痛みもないし出血も特にしませんでした。

1ヶ月後にもう一度内診をし、異常がないことを確認してもらいました。

あ!退院したその日は湯船に入らないほうがいいそうです。夏はシャワー派なので特に問題はありませんでした。

手術を終えた2か月後に生理が始まりました。

ですが今までが嘘のように経血が少ない!お腹も痛くない◎3日くらいでほぼ終わる!

これが本来の生理なのです。

同時にピルも再開しました。PMSなどで気持ちが不安定になったりするのは軽減したいですからね。

数か月たった今も生理が楽です。夜寝ているときの心配もありません。

何より経血量が減ったことで生理自体が早く終わりますし、ナプキンを使う日数が減ったのでナプキンを買う期間も延びて少し節約になりました。

手術前は心配で色んな種類をたくさん揃えていたので…

これから先まだ何十年と生理と付き合っていかなくてはいけないので、今回思い切って手術をしたのは私にとって確実にプラスになった出来事でした。

病院嫌いの私がよくこんな事ができたなと自分でも思いますし、家族や友達からも言われます(笑)

でも筋腫があった時は本当に辛かったし、それが改善することって無いんです。

もし同じように子宮筋腫があって生理がツライって思ってるかたがいたら、手術のこと考えてみてほしい!

早いに越したことはないです。色んな事情もあるかと思いますが、その後の人生に絶対にプラスになるはず◎

毎月の憂鬱が少しでも無くなりましょうに…☆

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

ハチミケでした。

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